小さな絵
日本に住んでいると四季の花を存分に楽しむ事ができる。
小さな野草から、様々な園芸種までその数は数え切れないがどれをとっても素晴しい。
美しい姿を披露して、風を呼び、虫を呼び、鳥を呼んでその子孫を残す営みを繰り返す。
もちろん人々の目を楽しませ、そして心を癒してくれる。
いずれの花たちも限られた季節にしか姿を見せてくれない。
だから、私は見かけた時にできるだけ写生しておき、本画を描く助けにしている。
暑い中ひと夏かけて四季の花々を描いた。
サムホール大の20点ほどの小さな作品だが、何れも前に描いた写生が役に立った。