いわえのぐ
絵を描きながらのんびり綴る日々のブログ

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インドの細密画 2017.03.01 Wednesday

 

インドに出かけて学んだ細密画。

描かれた地域によって異なる様式が存在するが、

私はカングラ派の絵画が好きだ。

 

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素朴な細密画 2014.01.12 Sunday




     

     かつて インドの各地にはさまざまな細密画がありました。
     描かれた地域によっておのおの様式が異なり、地域の派名がつけられています。

     ラージャスタン州各地にはラージプット族によって描かれた細密画が数多く残されています。
     この素朴な様式の絵は、ウダイプールで描かれたメワール派のもので、
     上は「クリシュナとラダーの物語」の一場面です。

     絵を描いた後、余白には詩や物語が書かれるものが多く、シリーズとして複数枚が残されています。
     下は、バラマサというシリーズもので、人の愛情物語が描かれています。

     初期の細密画はこのように素朴な味わいのものが多く描かれましたが、
     時代が下るに従いより細密な描写を競って追求するようになりました。

     私は16〜17世紀以前の素朴な味わいの細密画が好きで、よく摸写したものでした。






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出発 2014.01.10 Friday



      砂漠の中でキャンプをしていたライカ族の家族。
      さあ、今日は次の目的地を目指して出発です。
      家財道具を駱駝に結わえつけ、子供たちを背中に乗せ、
      子ヤギたちは背中の袋に入れて・・・・。

      

      遊牧民のライカ族は駱駝や羊の群れを引き連れて各地を渡り歩いています。
      この絵は30年ほど前にその様を描いた作品です。

      定住することなく草を求めて各地を移動していたこの遊牧民も
      近年めっきりその姿を見かけなくなりました。

      時代が変わり、彼らも次第に定住する暮らしを求め始めたのでしょうか。









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バニータニの肖像画 2013.12.26 Thursday




     前にも掲載した事のあるバニータニの肖像画。

     特有の面長な顔を持ち眉と目がつり上がった様式は
     18世紀に描かれたキッシャンガル派細密画の典型的なものです。

     インド・ラジャスタン州のキッシャンガル地方藩主サワント・シンは
     優れた詩人でありアーティストでした。
     彼の継母が、ある少女バニータニを宮殿の歌手として雇用しましたが、
     その美しさと才能のとりこになった王は画家に少女の肖像画を描かせたのでした。

     ニハール・チャンドラという画家が描いたという記録がのこされていますが、
     この地に栄えた細密画のキッシャンガル派の中心であったといいます。

     面長の顔で目や眉がつりあがった特有の様式は、
     他の細密画の派にはないもので、エキゾチックな香りを漂わせています。

     私はこの絵に会う目的でここを訪れたのが30年前のことでしたが、
     今ではこのバニータニが結び付けてくれた友人や知人がキッシャンガルに数多くなりました。







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駱駝飼いの少年 2013.10.13 Sunday



     

     10年以上も前、インドの半砂漠地帯で出会った駱駝飼いの少年
     大人二人と一緒だったが、自分の駱駝を50頭も引き連れていた。
     どの駱駝も個性豊か、気ままに動き回る輩たちをコントロールするには骨が折れる。
     彼は一本の竹の棒を持ち、特有の声をだしながら巧みに群れを統制していた。
     

     この赤いパグリー(ターバン)を巻いた少年、今では成人して家族を持っているのだろうか。
     そして、今でもあの荒野で駱駝の群れを追い続けているのだろうか。

     彼が淹れてくれた美味しい駱駝の乳のチャイを思い出す。









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ブルーポートリー 2013.08.20 Tuesday

     ブルーポートリー


     細密画 チャウラ・パンチャーシカ


            「鏡を見る女」

     
     
     ブルーポートリー(青い陶器)
     

     ペルシャの陶器に使われていた陶器類の青い上薬がインドのジャイプルにもたらされました。
     19世紀のことで歴史は古くはありませんが、青色を主体にした陶器(ブルーポートリー)として
     今日名をはせています。

     今は亡き私の師クリパール・シンさんは自宅の窯で多くの陶器を製作していました。
     絵を描く傍ら、陶器製作にもいそしむ師の下で、私はインド細密画を描くためアトリエに通いつめて
     いました。
     
     上の細密画はその中の一枚で、
     チャウラ・パンチャーシカと言うラヴリリックの挿絵で特有の様式が面白くて描いたものです。

     さらに、筆休めに絵皿製作をすすめられて描いたのがこの作品。
     上の絵と同じ様式で描いた「鏡を見る女」です。
     
     残念ながらブルーポートリーには赤色がないため、茶色で代用しています。

     




     インドでは今日はラーキーの祭り日。
     

     ヒンドゥー教のお祭りで、
     妹(姉)が兄(または兄同然の男性や弟)の右手首にラーキーと呼ばれる紐を巻き
     自分を守ってくれるように頼む行事です。

     
     さまざまな飾りのついた紐を巻き、互いに絆を深めるものです。






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チャニーとの再会 2013.05.12 Sunday
          

        


   1983年1月25日の日付の入ったスケッチが手元にあります。
   堂々たる体格のシーク教徒、チャニー・コチャールという人。
   
   今から30年前にインド、ジャイプールの絨緞屋で出会い親しくなった男です。
   多忙な中、座ってもらいスケッチのモデルを頼んだものでした。

   体格の良いパンジャブ人のこの男は精力的によく働き、絨緞屋を繁盛させていました。

   それから長い歳月が過ぎましたが、彼は独立して大きな絨緞屋を自力で経営していることを聞かされていました。
   今年ジャイプールに出かけた折、彼の経営する会社を訪ねました。
   大きな工場兼ショールームの前には外国人観光客を乗せたバスが何台も横付けされていて
   繁盛のほどを物語っていました。

   20数年ぶりに再会したにもかかわらず私の名前を声高に叫び、再会を喜び合ったのでした。
   私と同世代というこの男も白髪になり、巻き上げた髭も真っ白になっていました。
   ただ変らないのは大きな声でよくしゃべり、笑顔を絶やさないことでした。
   ギネスブックに出るまでになるには並々ならぬ努力と苦労があったことだろうと想像するのでした。

   「そろそろ引退だよ」ともらす彼がまだまだ本気でその気持ちになっているとは思えなかったのでした。
   いつまた元気で会える時が訪れるのでしょうか。










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インドの細密画 2013.04.21 Sunday


     



          


           インドの細密画

     ニューデリーの国立博物館には多数の細密画のコレクションがあります。
     時代を超え、スタイルや手法を超えたさまざまな作品が展示されています。

     かつて様々な地域で様々な画家たちが地方藩主の保護のもと細密画の制作に精を出しました。
     お経の挿絵として始まったといわれる細密画はその後様々なテーマにおよび、
     見るものに大いなる楽しみを与えてくれています。


          <インド細密画を多く所蔵する美術館>
      
      *National Museum (New Drlhi)
      *Bharat Kala Bhavan (BHU Varanasi)
              *Victoria & Albart Museum (Mumbai)
              *Chandigarh Museum (Chandigarh)
              *City Palace Museum (Jaipur)








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グジャール族の娘-3 2012.12.26 Wednesday



    インドの友人から電話がありました。

    ジャィプルの博物館でダイレクターをつとめる女性で、
    いつあっても笑顔を絶やさず、親切心を持った働き者。

    クリスマスと、新年を祝うメッセージを伝えてきたものでしたが
    「いつも來印を待っているよ〜」という言葉を添えて電話は切れました。

    この季節になるとしばしば訪れるラージャスタン州の乾いた空気を思い出します。
    そして多くの、知人友人や、新しく出会うであろう人々に思いをはせます。
    
    このグジャール族の娘に再会するのも楽しみ。



     そして、この婦人にも。




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グジャール族の娘-2 2012.12.24 Monday



   インドの少数民族、グジャール族の娘。
   さまざまな装身具を身に着けています

   特有な飾りの鼻飾りの「ティカ」をつけ、髪に結んでいます。







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